カメラセレクター(選択ツール)

飲食料品業界の用途に応じた最適なカメラを選定

飲食料品産業におけるあらゆる用途には、それぞれ個別の要件があります。お客様のご用途に応じた最適なカメラ・ソリューションを見つけるお手伝いを致します。

 

 

世界人口が右肩上がりに増加し、食糧需要が高まる中、安全なサプライチェーンの確保がますます重要視されています。食品の安全性と品質に関する複雑な課題に対処するために、当社の最新鋭カメラは不可欠なパートナーとなり、食品の品質の均一性を保証するのみならず、これまで以上に生産効率を向上させます。

 

ビジョンシステムは、食品の検査において革新的な役割を担っており、例としては、幾何学的形態の測定、品質の分析、異物の検出、パッケージの精査などの役割が挙げられます。当社のカメラは、選別や等級付けの作業工程、バーコード読み取り、ラベル検査、ロボティクスに対応しています。

また、飲料品業界の品質保証では、ボトルのキャップや側壁の検査、充填レベルの検出、ひび割れや材料の欠陥検出を行う際、カメラが不可欠です。

 

このような生産上のリスクは非常に高く、些細な障害でさも莫大な損失につながる可能性があります。 当社のカメラは、生産工程を中断することなく監視し、様々な環境へ柔軟に適応することにより、生産現場の全工程が効率的かつ完璧に進行するよう対応します。

用途に応じたカメラ要件

アライドビジョン製カメラは、上述の要件に対応するよう、以下のような信頼性の高い幅広い技術、プラットフォーム、機能を備えています。

 

  • 工場現場にカメラを複数設定し、長いケーブルを使用可能にする、堅牢で容易にアドレス指定可能な、1GigEや5GigEなどのインターフェース。
  • イメージ画像コントラストを向上させるバンドパスフィルターのカスタムが可能。
  • オプションのIP67ハウジングと、過酷な環境にも対応する、可変性のある取り付け・接続が可能な機能。
  • フレームレートを非常に高速化する、「関心領域(ROI)」のような機能。
  • プロセスを正確に同期できる、高度なトリガー機能およびシーケンサー機能。
  • ブレを防止するグローバルシャッター技術。
  • 非常に複雑な仕様にも対応する、OEMおよびカスタムサービス。

カラーおよびSWIRイメージング用Alvium GigE Visionカメラ

Alvium G1カメラ – 汎用性と比類ない高画質の融合

当社製Alviumカメラは、業界内で確立されているGigE Vision規格の利点と、Alviumプラットフォームの柔軟性を兼ね備えています。Alvium G1カメラは、厳しい照明条件下でも正確な色彩表現を保証するカラー補正マトリックス機能と、効率的かつ的を絞った検査を可能にする包括的な複数ROI(関心領域)機能を搭載しており、飲食料品業界の用途に最適な機能一式を誇ります。Alvium G1カメラは、ハイパースペクトル範囲(UV(紫外)、NIR(近赤外)、SWIR(短波赤外))にわたる、0.3MPから最大24.6MPまでの17種類以上のグローバルシャッターセンサーを搭載しており、飲食料品業界の幅広い用途に対応する汎用性の高いソリューションです。業界最高水準の-20℃~65℃の温度範囲に対応し、変化する条件下においても最適な画質を取得できます。

赤身と脂肪のコントラスト:ビーフステーキの可視イメージングとハイパースペクトルイメージング。右の画像ソース: クライドHSI

 

 

赤外線イメージング – 可視域を超えて「見る」

 

近赤外線(NIR)および短波長赤外線(SWIR)カメラは、検査システムの品質をさらに向上させます。Alvium SWIRカメラシリーズは、いわゆるSWaP+C(小型 [S]・軽量 [W]・省電力 [P]・低コスト [C])機能を有しており、小型設計かつ手頃な価格でありながら、革新的なSWIR技術を搭載しています。さらに高い画質と再現性が求められる場合は、ペルチェ式冷却装置(TEC)を搭載し、ハイダイナミックレンジかつ低ノイズの各種InGaAss(インジウム・ガリウム・ヒ素)センサーに対応した、Goldeye SWIRカメラシリーズを用意しています。いずれのカメラも、センサー自体の機能(IMX99x搭載モデル)または自動2点補正機能(Goldeyeカメラモデル)により、高リニアリティとイメージ画像の均質性が実現します。さらに、本カメラでは複数のROI機能を柔軟に選択可能です。これは、センサーを迅速に操作し、プロセスを加速できるため、プッシュブルーム(ラインスキャン)HSIシステムでの波長選択には特に有利です。 本カメラは簡単にセットアップ可能なため、まさにプラグ・アンド・プレイ感覚で使用できます。 

3Dポイントクラウド(点群)を使用して、ウエハーパッケージの充填レベルを判定する例。

 

Rubyカメラ – リアルタイムの3D深度イメージ画像と色彩情報

 

当社製Ruby 3Dカメラは、食品やパッケージの3D体積と色彩情報を詳細かつ高速に測定可能にします。3Dイメージングにより、パッケージの効率的な計画と最適化が可能になり、コストおよび廃棄物の削減に持続的な効果がもたらされます。最大60fpsのリアルタイムでイメージ画像を取得し、識別困難な表面にも対応する内蔵パターンプロジェクターにより、プロセスの高速化のみならず、並列化も可能にします。Ruby 3Dデプスカメラを使用すると、効率性が向上し、競争優位性を獲得できます。

お客様のご用途に応じた最適なカメラを選定

アライドビジョンは、30年以上にわたって、イメージングに関する課題や目標を達成するお手伝いを行ってきました。アライドビジョンは、お客様の真の目的にフォーカスすることで、あらゆる用途に最適の個別ソリューションを見いだし、マシンビジョン市場において世界有数のカメラメーカーに成長しました。

 

お問い合わせ先

当社の技術者は、解像度・フレームレート・帯域幅・インターフェース・分光感度・センサー技術・技術プラットフォームを幅広くカバーするデジタルカメラを設計しています。

 

 

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