Alvium FP3カメラは、FPD-Link III(Flat Panel Display Link)規格インターフェースを搭載しており、標準的なMIPI CSI-2規格カメラの制約を克服し、さらに高性能に設計されています。アライドビジョンは、30種類以上もの高品質なCMOSグローバルシャッターセンサーおよびローリングシャッターセンサーを用意しており、業界最多水準の様々なFPD-Link IIIカメラを提供しています。クローズドハウジング型のMIPI CSI-2規格ベースのカメラには、内蔵シリアライザー、カメラ側に2点のGPIO(汎用入出力)ポートを搭載しており、2点の高耐久性インターフェースコネクターから選択可能です。
Alvium FP3カメラシリーズには、複数のアクセサリーを装着できます。対応レンズ、インターフェース、I/O接続、三脚アダプターについては、以下のボタンをクリックしてご確認下さい。
- 様々な長さの同軸ケーブル
- FPD-Link III規格用デシリアライザボード
- レンズ:200種類以上のCマウントおよびSマウントレンズ
- 三脚アダプター:メートル系およびインチ系両方のネジ規格に対応
- トリガーケーブルおよびI/Oケーブル:長さと遮蔽等級が異なるケーブル
アライドビジョンでは、Alvium FP3カメラをお客様のビジョンシステムで操作いただけるよう、以下のアクセスモードをご用意しています。
- MIPI CSI-2規格用のGenICam規格機能によるアクセス
Alvium MIPI CSI-2規格ドライバーと同規格トランスポート層(TL)を直接使用して、GenICam規格の機能によってカメラを制御する方法です。
MIPI CSI-2規格ドライバーはGitHub上にてオープンソースで利用可能であり、様々なボードやシステム・オン・チップ(SoC)に対応します。
GitHubからソースをダウンロード
MIPI CSI-2規格用のGenICam規格機能によるアクセスについては、現在、NVIDIA Jetson AGX XavierおよびXavier NXで検証済みです(NanoおよびTX2 NXはベータ版が利用可能です)。
MIPI CSI-2規格トランスポート層を備えたVimba SDKをダウンロードしていただけます。
- ダイレクト・レジスタ・アクセス(DRA):
レジスタでカメラを制御する、上級者向けの方法です。
- Video4Linux2によるアクセス:
以下を介して、カメラを制御できる方法です。
- V4L2 API
- アライドビジョン製V4L2 Viewer
- GstreamerやOpenCVのようなフレームワーク
MIPI CSI-2規格ドライバーはGitHub上にてオープンソースで利用可能であり、様々なボードやシステム・オン・チップ(SoC)に対応します。