Alviumプラットフォームでは、お客様の技術要件を満たせるよう、柔軟なモジュールプラットフォームをご用意しています。Alviumカメラは、多様な要件に対応できるよう6つの異なるインターフェースで利用いただけます。Alviumプラットフォームは、種類豊富な高品質イメージセンサー、様々なレンズマウントとハウジングのオプション、幅広い分光感度などを備えています。本プラットフォームでは、多種多様なカメラモデルから選択が可能です。
アライドビジョンは、お客様個別のニーズに応え、最高レベルの柔軟性を実現するため、Alviumカメラ用の幅広い追加モジュールオプションをご用意しています。
Alvium G1 ボードレベルカメラ
Alvium G1ボードレベルカメラは、GigEコネクターおよびI/Oコネクターの位置が、Alvium G1標準カメラとは異なる用途向けに、特別に設計されています。センサーとインターフェースを長さの異なるフレックスケーブル(110mmと200mm)で接続することにより、スペースが限られているシステムにおいても向きや位置を調整して配置できます。
Alvium Frame
ビジョンアプリケーションでは、ベアボード型カメラの標準仕様よりも、さらに高精度なセンサーのアライメントと、さらに小型仕様の設定が要求される場合があります。特に、カスタム設計にベアボードカメラを組み込む場合にそのように要求されます。アライドビジョンはこのような要求に応えるため、Alviumベアボード型カメラ用の小型かつ高精度なフレームを開発しました。Alvium Frameオプションは、製造時にアクティブアライメントを行って組み立てを行います。その為、イメージセンサーは、小型・高精度なフレームに対して、センサーアライメントが済んだ状態で出荷されます。
本オプションは、Alvium MIPI CSI-2規格カメラおよびUSB3 Vision規格カメラの全ベアボードモデルでご注文が可能です。本フレームを搭載する事で、ベアボード型カメラとカスタムマウントの高精度なアライメントが実現可能です。
光学系とのアライメントには、以下の2つを基準点としてお使い頂けます。
- 底面、側面、前面の高精度な研磨領域。
- 前面からの貫通、ピン、楕円形の穴。
USB3 Vision規格およびMIPI CSI-2規格カメラ用のAlvium Flex
Alvium Flexオプションを搭載すると、業界規格のインターフェースをすべての信号用の基板対基板コネクターに交換することにより、様々なコネクターやケーブルを使用できます。
本オプションは、ベアボード型またはオープンハウジング型としてご注文いただけます。ベアボード型の場合、カメラの厚さはわずか8mmと非常に小型です。Alviumプラットフォームで利用可能なすべてのセンサーに対応しています。
本オプションの特徴
- 非常に小型薄型な8mmのベアボード型。
- 20種類以上のイメージセンサーに対応。
- ソニー社製のSWIR(短波赤外)センサーおよびUV(紫外)センサーに対応。
- ベアボード型カメラの場合は26mm×26mm、ハウジング型カメラの場合は29mm×29mmという非常に小型設計。
- 個別接続が可能な基板対基板コネクター。
- 利用可能な各種アクセサリー:
- FPCケーブルをカメラに接続するアドオンボード(MIPI CSI-2規格用とUSB3 Vision規格用の2種類)。
- アドオンボードを接続するFPCケーブル(MIPI CSI-2規格用:120mm、USB3 Vision規格用:80mmまたは160mm)。
- USB3 Vision規格カメラにUSBケーブルおよびI/Oケーブルを接続する2点のインターフェースボード(小型タイプまたはUSBスクリューロックコネクター付き)。
カバーガラス取外しサービス(RCG)
Alviumカメラには、Sony社製IMXセンサー(VSWIRセンサーを含む)を搭載した全製品(すべてのインターフェース、ハウジング、ベアボードなど)にて、イメージセンサ上部に標準搭載されているカバーガラスを取外す事が可能なオプションをご提供しています(追加工となる為、カメラ代金に加えて、別途追加費用が発生します)。
特にレーザーを使用するなど、反射に敏感な用途では、RCGオプションを使用すると、最適なイメージング結果を取得できます。ビーム光路内の粒子による散乱や、センサーカバーガラスの反射防止膜の汚れから生じる、イメージ画像アーチファクトが除去されるためです。センサーカバーガラス自体の反射についても同様の効果があります。