Vimba X Bridge for Open eVision を使用すると、Euresys社Open eVisionの画像分析ライブラリとソフトウェア ツールにVimba Xからアクセスが可能です。
- Open eVision: EasyImage、EasyGauge、EasyFind、EasyMatch、EasyObject、EasyColor、EasyOCR、EasyOCR2、EasyBarCode、EasyMatrixCode、EasyQRCode、EasyLocate、EasySegment、EasyClassifyなどのライブラリを備えています。
- Open eVision Studio, Open eVision 3D Studio, Open eVision Deep Learning Studio: 評価、プロトタイプ開発、ディープラーニングなどの開発用ツール。
Open eVisionは、画像処理・画像解析用の信頼性が高く、堅牢かつ柔軟性の高いソフトウェアツール・スイートです。Open eVision には、Windows(x86-64)および Linux(x86-64およびARMv8-A)のC++ 用と、.NET (C#、VB.NET、C++/CLI) 用の64ビットライブラリ一式を搭載しています。
- 汎用ライブラリは、画像のフィルタリングやエンハンスメントなどの用途に利用できます。
- マッチングおよび測定ツールには、ブロブ解析、パターン マッチング、アライメント、サブピクセル測定関数などを組み込んでいます。
- テキストおよびコード読み取りライブラリには、光学文字認識(OCR)、1D/2Dバーコードの読み取り、等級付け用の機能を搭載しています。
- 3Dライブラリには、レーザーライン抽出およびキャリブレーション機能、ポイントクラウド(点群)の処理および管理関数、3D オブジェクトの抽出・アライメント・検査関数などを組み込んでいます。
- ディープラーニングライブラリは、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)に基づく検査ライブラリであり、画像分類およびセグメンテーションに用います。
Open eVisionは、バージョン23.12以降、Vimba X Bridge接続に対応しており、Vimba Xから画像を取得して画像処理および解析に使用できます。
以下は、Open eVisionの豊富なライブラリの例です。
Vimba XをOpen eVisionに接続するには、以下の作業を行って下さい。
- Vimba Xをインストールします。最新バージョンの使用を推奨しますが、インストール済の Vimba Xも使用可能です。
- カメラを設定し、Vimba X で画像を取得します。
- Open eVisionのバージョン23.12以降をインストールします。「標準インストール」または「フル インストール」を選択して下さい。
- お客様のプログラムコードに使用するVimba Xブリッジ要素をすべて組み込んで下さい。「Open_eVision.h」の前に 「VimbC.h」または「VmbCPP.h」 を必ず組み込んで下さい。
- 最初に、コード スニペットを使用して下さい。
完了です。これにてVimba Xをブリッジ接続してOpen eVisionを使用できるようになりました。詳細はEuresys社のドキュメントを確認して下さい。
Open eVision StudioはOpen eVisionの評価・試作・開発に使用するツールです。
グラフィカルユーザーインターフェイスは直感的で、任意のeVision 2D画像処理機能を確認できます。対応するコードはスクリプト関数によって生成されるため、お客様のアプリケーションに簡単にコピー&ペーストすることが可能です。
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